マックスファンに過度の期待は禁物。後付けでも良いかも。

どうも、ときパパです。

キャンピングカーにマックスファンを取り付けるべきかどうか悩んでいませんか?

実は、マックスファンってキャンピングカーの中で付けて良かった装備ランキングだとトップクラスに人気があります。

けれども、マックスファンってただの換気扇です。それに数万円を払って付ける価値は本当にあるのでしょうか?

今回の記事では、マックスファンの魅力を徹底分解。そして、マックスファンの代用品と我が家の換気方法も紹介。

マックスファンの魅力とデメリットを知ったうえで、装着するかしないかを決めれば後悔も少なくなるはずですよ。

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マックスファンとは

マックスファンとは、キャンピングカーの天井に装着する換気扇の事です。

通常の換気扇と違うところは、蓋が付いていること。

これによって雨天時でも使用できるようになっています。

また、未使用時は蓋を閉めることが出来きます。

これらの蓋が付いていない換気扇もありますが、雨天時に使えなくなってしまいますのであまりお勧めはしません。

マックスファンのメリット

マックスファンは、結局はただの換気扇。(一応空気の出し入れが出来るので換気扇の上位版ですかね。)

なので、用途は空気の入れ替えが出来るのみ。

では、空気の入れ替えで得られるメリットとは何なんでしょうか。

  1. 車内温度を外気温まで下げることが出来る
  2. 車内で火を使う時の換気
  3. お風呂後・トイレ後の換気
  4. 車内の匂いを逃がせる

車内温度

キャンピングカーってやっぱり車なので、エンジンの熱がこもったりしちゃいます。

なので、車内の温度が外気温より高いってシチュエーションが結構あります。

そんな時にマックスファンをONにすると、あっという間に空気の入れ替えがされて、車内の温度を外気温まで下げることが出来ます。

天井に溜まった暖かい空気が、一気に吐き出されるわけですしね。

夜がちょっと涼しい、夏の高原なんかは重宝します。

寝室の窓を少し開けてマックスファンを回すと涼しい風が滅茶苦茶気持ちいいです。

ただし、真夏に快適に過ごすのは無理なんで、エアコンの変わりに考えるのはやめておきましょう。

料理中の換気

車内で火を使う時の換気にも重宝します。

テント内で火を使って、一酸化炭素中毒で亡くなった。

そんなニュースも時々ながれますが、マックスファンをONにしてやることで、そういった事故が無くせます。

やっぱり安全は大切ですから、ある意味これが一番大きなメリットかも。

余談ですが、キャンピングカー内には必ず一酸化炭素警報器を付けておきましょう。

それも種類別で2個です。命に係わるもの。多重構成は当然です。必須です。

お風呂後・トイレ後の換気

自宅のお風呂やトイレなんかは、換気扇が24時間まわってる家庭がほとんどのはず。

しっかり換気をしてやらないと、カビが生えちゃいますから。

当然、お風呂やトイレが搭載されているキャンピングカーも同じです。

まー、これは個室に換気扇が付いていれば一番なんですけどね。

車内の匂い

上のトイレの換気と同じですね。車内の匂いを逃がすことが出来ます。

何泊かして、ちょっと旦那の足が香ばしい匂いがする。そんな時もボタン一つで空気の入れ替え。

また、車内で換気せずに料理をしたら、自分では気が付かない匂いがかなり付くことは覚悟しましょう。

車酔いしやすい人を載せる場合なんかは、しっかり気を付けたいポイントです。

車内の匂いと車酔いとのダブルパンチは結構悲惨です。

マックスファンのデメリット

マックスファンを取り付けるには、キャンピングカーの天井に

356×356mm

程度の大きさの穴をあける必要があります。

そうなんです。大切なキャンピングカーに穴をあけるのです。

換気口が必要ですから仕方ない事ですが、穴をあけるのです。

天井にでっかい穴をあけるという事は、デメリットももちろんあります。

  1. 雨漏りする可能性があります。
  2. 維持費がかかります。
  3. 車体の耐久性が落ちます。

雨漏り

マックスファンを取り付ける際は必ずコーキングします。

しかし、コーキングも年数がたてば必ず劣化します。

雨ざらし、直射日光。キャンピングカーの天井は結構過酷な環境。

当然劣化したコーキングをほっておくと雨漏りの原因に。車の雨漏りってもう考えただけでも悲惨。

雨漏りする原因は他にも、マックスファン自体にひびが入っていたなんて場合や、さらには、車の振動によって、ネジが外れていたなんてことも。

マックスファンをつける場合は、雨漏りはするものと割り切ろう。

維持費

だいたい4年に1回。マックスファンのコーキングをやり直す必要があります。

キャンピングカーは車検が2年に1回なので、偶数回目の車検ごとに3万円ほど余分にかかるということ。

もちろん自分でやることもできますが、キャンピングカーの屋根の上という高所での作業になるので難しいかも。

やはりプロにお任せという方が多いはず。1年に約1万円の維持費をどう見るかですね。

耐久性

例えばバンコンタイプに人気のハイエース。

世界のトヨタさんが車体の耐久性テストを何回も行って販売されています。

その車体に穴をあけるんです。当然耐久性は当然落ちちゃいます。

もちろん、出来る限り耐久性を落とさない場所に穴をあけるんですけどね。

それでもやっぱり落ちちゃいます。

マックスファンを取り付けるべき人

マックスファンはメリットもデメリットもちゃんとある装備です。

しっかり両方把握した上で、装着するかどうか決めましょう。

ただし、車内で料理をする人。夏にキャンピングカーの使用を考えている人。

このような人は、のちのち取り付けたくなる可能性が高いです。

とはいえ、マックスファンは後付け出来る装備品。

悩んでいる場合は、未装着で1年間過ごしてみるというのが後悔しない一番の方法です。

マックスファンの仕様

一口にマックスファンと言ってもリモコン有無や、スモークタイプ等様々です。

マックスファンを取り付ける場合、次の点に注意して商品を選びましょう。

  1. リモコンの有無
  2. オート運転モード
  3. スモークの有無

リモコンの有無

まずは、リモコンの有無から。

リモコンがあれば、寝ながら動かすことが出来ます。

眠たい時にいちいち立たなくても良いというのは最大のメリットですね。

ただし、故障しやすいというデメリットも。

また値段も1万円ほど上がりますので考え物。

オート運転モード

車内温度が設定温度になると、自動的に蓋が開閉してファンがまわります。

この機能があれば、寝てる最中もお任せなんで楽ですね。

ただ、全くあてに出来ないって意見も多いです。

気休め程度に考えておくべきかもしれません。

スモークの有無

マックスファンは天井に356×356mmの穴をあけてから装着します。

その特性上、どうしても日が差し込んでしまいます。

明け方なんかはそれで目が覚めてしまうかも。

それが嫌な人はスモークタイプを、気にならない人は白色を選びましょう。

キャンピングカーでの寝起きに日光を浴びれる。結構良いもんですけどね。

故障が多いマックスファン

マックスファンは、キャンピングカーの中で故障が多い装備です。

その中でも、こちらのハンドルもかなり壊れやすいそうなのでお気を付けください。

雨漏り対策やハンドルの使い方。

日々の目視での確認がとても大切な装備です。

しっかり愛着をもって接してやることが大切ですね。

マックスファンの代用品

とりあえず、1年マックスファンを無しで試してみるのも一つの手。

ただし、その場合はサーキュレータを用意してやりましょう。

リビング・寝室から一番遠い場所の窓を開けて、サーキュレータを外に向けてON。で、近くの窓もオープン。

マックスファンレベルには及びませんが、これだけで結構風通しは良くなります。

アイリスオーヤマのサーキュレータなんておススメ。我が家も重宝してます。

ってか、車内の狭い空間の換気なら十分すぎる能力があります。なんたって24畳用ですよ。

そのうえ、DCモーターなんで消費電力25Wと省エネ。これ電気が大切なキャンピングカーでは絶対必要な能力。

さらに、図書館よりも静かな35dB。めっちゃ静か。そして、リモコン付き。アイリスさん最高。

我が家のマックスファン

我が家はマックスファンを付けませんでした。

レンタカーで、マックスファンの涼しさは身をもって体験済みです。

窓を開けてマックスファンを付けるとブォーー。めっちゃ空気の入れ替えを感じることが出来ます。

それでもつけなかったのは、やはりハイエースに穴をあける事の抵抗感から。

始めてのキャンピングカー選びを楽しんでる時の事。

とあるビルダーさんに、水漏れはしないんですか?と聞いたところ、水漏れはする可能性はありますという答えにやっぱりかぁーと落胆。

まぁ当然といえば当然の事なんですがね。

我が家は換気はサーキュレータの役目。そして真夏はテントでキャンプを楽しんでます。

まとめ

エアコンまでとはいきませんが、それでも外気温と同様のレベルまで下げることが出来るマックスファン。

換気能力は実際使ってみると感動を覚えるレベルです。あとは、雨漏りなどの対策をどのようにたてていくか。

メリットとデメリットの天秤になりますが、とりあえずは無しで必要性を感じた時に後付けで良いのではないでしょうか。

アイリスさんのサーキュレータで十分かもしれませんよ。

どちらにせよ、展示車で一度その能力は体感してみよう。

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