どうも、ときパパです。
ハイエースのバンコンを購入したいけど、ベース車はどうしたら良いの?ハイエースって色々ありすぎて何が何だか・・・。
トイファクトリーさんのキャンパー特装車とTSSP付のToy-Factory特別仕様車の違いって何?
実は、ハイエースのグレードってキャンピングカー選びの中でも結構大切な話。
違いをしっかり知っておけば選ぶべきグレードもわかります。
もし、トイファクトリーさんやその他のビルダーさんでもバンコンを購入しようと思ってるのであれば、絶対に知っていてほしい違い。写真付きで詳しくご紹介します。
これを読めば、あなたにピッタリのグレードが探しやすくなります。
※追記:2020年からキャンパー特装車でもディーゼルエンジンが選択可能になりました!!!バンコンファンが泣いた。
ハイエースのバンコンの基本
スーパーロングのハイエースをキャンピングカーにしようとした場合
- 2WDか4WDか
- キャンパー特装車かハイエースDXGLパッケージか(トイファクトリーさんで言えば、キャンパー特装車かTSSP付きToy-Factory特別仕様車)
- ガソリン車かディーゼル車か
これらを考える必要があります。これによってベース車が決定。
そして大切な事が、それぞれの違いをしっかり把握してデメリットも理解することです。
2WDか4WDか
雪山とかぬかるみのあるキャンプ場とか行くなら4WD1択!けど、街乗りがメインなら2WDで!
2WDと4WDの運転のしやすさの違い。
カーブの曲がりやすさにも違いがあるみたいですが、それよりも何よりも車庫入れのやりやすさが違います。
4WDにした場合、最小回転半径が6.3メートル。
2WDにした場合、最小回転半径が6.1メートル。
ただでさえ、全長5.38メートル・幅1.880メートル・高2.285メートルと救急車なみの大きさ。(救急車は車高がさらに高い)
燃費も良いし、運転もしやすい。街乗りなら悩むまでもなく2WDです。
けど、雪山とかぬかるみのあるキャンプ場とか行く予定なら話は別。命には変えられません。
燃費は悪くなりますが、4WDにするべきですね。
キャンパー特装車とTSSP付きToy-Factory特別仕様車の違い
キャンパー特装車は、キャンピングカー専用車を使用。TSSP付きToy-Factory特別仕様車は、スーパーDXGLパッケージを使用。
まず、キャンパー特装車というのは、改造ありきで納車される車の事。なので、リアシートとかは一切ついてません。
必要最低限の装備しかなく後はビルダーさんが椅子やらなにやらをどんどん付けていきます。
なので仕入れ値は比較的安価。でも外装は豪華。
それに対してTSSP付きToy-Factory特別仕様車は、キャンパー特装車と同じスーパーロング・ワイド・ハイルーフのタイプですが一般向けにも販売されています。
いわゆる、DX“GLパッケージ”といわれるもの。
見た目の違い、写真付き
ドアアウターハンドル(取っ手)の違い
キャンパー特装車は銀色。対して、TSSP付きToy-Factory特別使用車は安っぽい黒色。
運転席、助手席のドアの内側
キャンパー特装車は柔らかい。対して、TSSP付きToy-Factory特別使用車は固いし安っぽい。
リヤの形
キャンパー特装車は何もなし。対して、TSSP付きToy-Factory特別使用車はステップあり。
エアコンの温度調整。
キャンパー特装車は自動で温度調整。対して、TSSP付きToy-Factory特別使用車は自動温度調整機能はなし。
見た目の違いは、以上4点。その他の違いはトイファクトリーさんがキャンパー特装車に合わせて無くしてくれます。
全てにおいてキャンパー特装車の方がカッコいいし使いやすそう。
唯一、リヤのステップだけは好き嫌いかも。
で、値段の差が約40万。キャンパー特装車の方が40万安いんです。
んなら、キャンパー特装車で決まりって言いたいんですけど、あと3か所違いがありまして。
この3か所がかなりの曲者。一気にToy-Factory特別仕様車が欲しくなります。
TSSP付きToy-Factory特別仕様車にしたら、
- その名の通り、TSSP(トヨタ衝突回避支援パッケージ)が付いてくる!
40万円で、ディーゼルエンジンが選べる!- レカロシートが1脚あたり10万円安くなる!
TSSP(トヨタ衝突回避支援パッケージ)
これは大きい。トヨタさん曰く3つの先進安全機能とのこと。
- プリクラッシュセーフティ
- レーンディパーチャーアラート
- オートマチックハイビーム
名前だけみてもよくわかりません。それぞれ説明すると、
プリクラッシュセーフティ
ぶつからないをサポートする“自動(被害軽減)ブレーキ”
一番の目玉で、プリクラッシュブレーキといわれるもの。
歩行者に対しては速度約10~80km/hで被害軽減サポート。
車両に対しては速度約10km/h以上で作動。
もちろん完璧じゃないので、スピード出してるとぶつかることはぶつかるんですけどね。
レーンディパーチャーアラート
はみださないをサポートする“車線はみ出しアラート”
道路上の白線を感知して、はみ出したらブザーとディスプレイ表示による警報でお知らせ。
幅約3m以上の車線を速度50km/h以上で走行時に作動します。道路状況によっては作動しないことも。
オートマチックハイビーム
夜間の見やすさをサポートする“自動ハイビーム”
ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれます。
対向車が来てるのに、ロービームに戻し忘れて迷惑かけちゃった。
そんな失敗もなくなります。これは速度30km/h以上で作動します。
TSSPの必要性
ただでさえ大きな車。事故を起こしてしまったときの衝撃は想像できません。
もちろん普段から安全運転を心がける。不安定なキャンピングカーなら当たり前の話ですが、それでも人間。ミスを犯してしまった時の保険は、あればうれしいもの。
けど、レスパッケージ(無くすことも出来る。変わりにLSDを付ける人は・・・いるのかな?)にした場合
ガソリン-7万。ディーゼル-9.3万円。つまり、TSSPの値段は7万or9.3万という事。
価値はプライスレス。けど値段が・・・。
40万出してこれだけだと、なんか負けた気がします。
価値はプライスレスですけどね。
ディーゼルエンジンが選べる。
もう一つの大きなメリットはこちら。
さらに、40万円かかりますがディーゼルエンジンが選べます。
キャンパー特装車から考えるとプラス80万でディーゼルにするって感じですかね。
新しい4型後期ハイエース搭載ディーゼルエンジンは、
ディーゼルのデメリットだった音のうるささがほぼないとの事。
さらに、ディーゼルエンジンは頑丈に作られていて、仕組みも簡単なため
ガソリンエンジンより、長持ちするなんて話も聞きます。
けど、最近のガソリン車はディーゼル車なみに長持ちするよなんて意見も。
どちらが正解かなんてわかりませんので、長持ちするかどうかはあまり考えないほうが良いかも。
となると、ディーゼル選ぶメリットは2つ
- パワーがある
- 燃費が良くて、ガソリン代が安い
パワーを比べてみる。
最大馬力 | 最大トルク | |
2700ガソリン | 160ps/5200rmp | 24.8kgf・m/4000rpm |
2800ディーゼル | 151ps/3600rmp | 30.6kgf・m/1000~3400rpm |
最大馬力
馬力が強いとより遠くに走ることが出来ます。
一見2700ガソリンは、
1分間にエンジン5200回転回したら160psの馬力が出ますよ。
対して、2800ディーゼルは
1分間にエンジン3600回転回したら151psの馬力が出ますよ。
最大トルク
トルクが強いと加速が強い。
2700ガソリンは、
1分間にエンジン4000回転回したら24.8kgf・mのトルクが出ますよ。
対して2800ディーゼルは、
1分間にエンジン3400回転回したら30.6kgf・mのトルクが出ますよ。
ちなみに、出力とトルクの関係は『出力=トルク×回転数』
重たいキャンピングカーの場合、求めるのは、スピードよりもトルクが大切になるんじゃないですかね。
ます。ーただ、正直これはどちらでも良いかも。
キャブコンと違ってバンコンはそこまで重くないはずですし、走りは求めませんから。
燃費を比べてみる。
お次は燃費。
それぞれの燃費を表にまとめるとこんな感じ
メーカー値 | トイファクトリーさん情報 | ネット情報まとめ | |
2700ガソリン 『2WD』 | 9.9km/L | 大体7~8km/L | 8.3km/L |
2700ガソリン 『4WD』 | 9.3km/L | 大体7~8km/L | 7.8km/L |
2800ディーゼル『2WD』 | 12.2km/L | 大体10~11km/L | 10.3km/L |
2800ディーゼル『4WD』 | 11.4km/L | 大体10~11km/L | 9.5km/L |
若干ばらつきはありますが、やっぱりディーゼルのほうが燃費が良いですね。
安いし燃費も良い。けど、価格差80万をどうみるか。
ちょっと計算してみました。
とりあえず、4WDで計算。
ガソリン価格は全国平均値。燃費はディーゼルは情報の一番下。ガソリンは一番上の数字を使ってます。
燃費 | ガソリン代 | 1km走行 | 1万km走行 | 10万km走行 | |
2700ガソリン 『4WD』 | 8km/L | 145.2円 | 18.15円 | 181,500円 | 181.5万円 |
2800ディーゼル『4WD』 | 9.5km/L | 124.7円 | 13.13円 | 131,263円 | 131.2万円 |
10万km走れば約50万の差。
一応、仕入れた情報で最悪だったパターンでこれ。
ひょっとしたらもうちょっと回収できるかも。
目的の30万km乗ったら、間違いなく回収出来そうですね。
因みに2WDだとこんな感じ。
燃費 | ガソリン代 | 1km走行 | 1万km走行 | 10万km走行 | |
2700ガソリン『2WD』 | 8.3km/L | 145.2円 | 17.49円 | 174,939円 | 174.9万円 |
2800ディーゼル『2WD』 | 10km/L | 123.7円 | 12.47円 | 123,700円 | 124.7万円 |
こちらも10万kmで約50万の差ですね。
そして、そこまで4WDとの差はないですね。
ディーゼルエンジンのデメリット
一応ディーゼルエンジンにもデメリットはあります。
それが、6千キロ程度に1度AdBlueを補充しないといけないこと。
残量が少なくなってきたら、写真のように2000kmからカウントダウン開始されます。
数百円の出費で済みますし、ガソリンスタンドでも補充が可能なので気にする話ではないとは思いますが。
レカロシートが1脚あたり10万円安くなる。
TSSP付きToy-Factory特別使用車は、
トヨタDX“GLパッケージ”といわれるものをトイファクトリーさんが改造してくれてます。
キャンパー特装車では、最初からそこそこしっかりしたものが付いてくる運転席と助手席の椅子。
これが、DX“GLパッケージ”はめっちゃしょぼいのが付いてきます。
助手席の椅子なんて、リクライニングが出来ないのは当たり前。
確か前後にも動かせないはず。
流石に遠くに出かける事も多いキャンピングカー。
それでは旅が苦痛になるってもの。
なんで、トヨタからトイファクトリーさんが1脚あたり10万円で、キャンパー特装車と同じ椅子を仕入れています。
けど、最初からレカロシートを付けますと言えば、トヨタさんから10万円の椅子を仕入れる必要なし。
なので、レカロシートを10万円安くつけてもらえます。
レカロシートは大体13万くらいから。
つまり、約3万円でレカロシートを取り付けしてくれるって事ですね。
嫁さんが乗る助手席だけでもレカロに変えてあげたいのが本音。
因みにキャンパー特装車でも確か2万円で引き取ってもらえるはずですよ。
けど、キャンパー特装車で引き取ってもらうと
売却するときに椅子が無いんでレカロシートのみ新しい車に移動させられないってのがデメリットになりそう。
価格差80万円で何が変わるか、まとめ!
80万円で、変わるもの
- ドアアウターハンドル・運転席助手席のドアの内側・リヤの形・エアコンの温度調整機能の4つがダメになる。
- 9.3万円のTSSP(トヨタ衝突回避支援パッケージ)が付いてくる。
- ディーゼルエンジンになって、トルクが強くなり、10万kmあたり、約50万円のガソリン代節約。
- レカロシートが比べて1脚あたり10万円安く取り付け可能。
9.3万+50万+10万×2=79.3万円。約80万円なり!!
おぉー。ほぼ一緒www
ならやっぱりTSSP付きToy-Factory特別使用車の方が、後悔はしなさそう。
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