- 1 秋芳洞の中の紹介
- 1.1 青天井(あおてんじょう)
- 1.2 百枚皿(ひゃくまいざら)
- 1.3 広庭にある洞内富士(どうないふじ)
- 1.4 南瓜岩(かぼちゃいわ)
- 1.5 大松茸(おおまつたけ)
- 1.6 すぼ柿
- 1.7 縮緬岩(ちりめんいわ)
- 1.8 千町田(ちまちだ)
- 1.9 傘づくし
- 1.10 ライオン岩
- 1.11 空滝(からたき)
- 1.12 幽霊滝(ゆうれいだき)
- 1.13 千畳敷(せんじょうじき)
- 1.14 岩屋観音(いわやかんのん)
- 1.15 黄金柱(こがねばしら)
- 1.16 紺屋の藍壺(こうやのあいつぼ)
- 1.17 蘇鉄岩(そてついわ)
- 1.18 大仏岩(だいぶついわ)
- 1.19 猿すべり(さるすべり)
- 1.20 石灰華の滝(せっかいかのたき)
- 1.21 巌窟王(がんくつおう)
- 1.22 クラゲの滝のぼり(くらげのたきのぼり)
- 1.23 龍の抜穴(りゅうのぬけあな)
- 1.24 五月雨御殿(さみだれごてん)
- 1.25 マリア観音(まりあかんのん)
- 1.26 秋芳洞最終地点の黒谷口
- 1.27 三億年のタイムトンネル
秋芳洞の中の紹介
こちらが秋芳洞の入り口。これだけで、自然の力強さを感じれる。
当然ですが、以下で紹介する全てが長い年月をかけて作られた自然のもの。
3億年かけて作られた鍾乳洞はいかほどに。
また、秋芳洞では、要所要所で上の写真のような音声案内が付いてます。
長くない音声なんで、時間がある人はしっかり聞いて行こう。
説明をうけると、石筍や鍾乳石がどうやって作られたのか想像出来るよ。
青天井(あおてんじょう)
入ってすぐ見えてくるのがこちらの青天井。
天井の高さ30M、幅50Mとめちゃくちゃ広い場所。
入口から差し込む外光が、洞内の川に反射して天井が青く見える事から青天井と呼ばれる場所。
百枚皿(ひゃくまいざら)
もう絶景。これぞ秋芳洞の3億年の歴史というべき場所。
石灰華段丘とよばれる小さな池が階段状に積み重なった場所。
百枚皿という名前だが、実はその数500枚以上とのこと。
めっちゃ神秘的。
広庭にある洞内富士(どうないふじ)
まるで富士山を思い浮かばせるような形。
こちらが洞内最大の石筍で、天井からあふれ出る水から沈着した石灰分が、土と混じって段々と出来上がったもの。
これで何年の月日が掛かったのだろうか。立派の一言。
南瓜岩(かぼちゃいわ)
南瓜のような形の石筍。見えなくもないけど、どうだろ。
全く関係ないけど、天ぷらの南瓜って美味しいよね。もっと評価されても良いと思う。
大松茸(おおまつたけ)
んー、南瓜の方が完成度は高いかな。
安い松茸しか食べた事ないけど、松茸ってそんなに美味しくないよね?
すぼ柿
軒下に並んだ干し柿の事かな。
確かにワラで包んだ柿に見えますな。山口県では、すぼ柿にする習慣が結構残ってるそうですよ。
縮緬岩(ちりめんいわ)
触られないようにか、檻でしっかり保護された縮緬岩。
岩の表面がキラキラと光ってるのはわかるだろうか?
因みに最初これを見て、光ってるのが『ちりめんじゃこ』に見えるからこの名前なのかなと思ったのはここだけの秘密。
『ちりめん』とは、絹を平織りして作った織物の事です。
千町田(ちまちだ)
音声案内によると『ヨコエビ』という目が退化したエビが住んでるとの事。
子供とめっちゃ探しましたが残念。見つけられず。
傘づくし
これぞ鍾乳洞。
天井からぶら下がったこの鍾乳石を作る為に、どれほど長い年月が経ったのか。
ドラえもんで、ジャイアンが鍾乳石を折って泣いて後悔した話を思い出した。
ライオン岩
ライオンに似てるかどうかは置いといて、ここだけ積みあがった石筍の不思議。
空滝(からたき)
まるで滝のような石筍。
てか、南瓜岩よりも南瓜に見えたのは私だけ?
幽霊滝(ゆうれいだき)
外の天気とは関係なく流れたり流れなかったりする幽霊滝。
晴れてる日に流れたり、雨の日に干上がったり。幽霊のような不思議な滝。
この日は残念、干上がってます。外も晴れてます。
千畳敷(せんじょうじき)
直径200M×幅120M。入口にあった青天井よりもさらに広い場所。
秋芳洞内で一番の広さを誇るこの場所は、1万年以上前に起こった大落盤で誕生した空間だそうな。
巨大な岩が当時の凄まじさを物語ってる。
岩屋観音(いわやかんのん)
これまた神秘的。
壁にぽっかり空いた穴の奥には観音様が。
黄金柱(こがねばしら)
秋芳洞随一の華柱。なんと柱の長さ15m、直径4mの巨大な石灰華柱。
天井から溢れ出た地下水の中の石灰が何万年もの長い年月をかけて作り上げた作品。
紺屋の藍壺(こうやのあいつぼ)
黄金柱の右手岸壁にあるこちらの紺屋の藍壺。
黒い岩肌が印象的なこちらの藍壺。実はこの黒の正体は、コウモリの糞。
一度衣服付いたら洗っても落ちないと言われるコウモリの糞。染物の壺にたとえられて付けられた名前。
人間が足を踏み入れる前はコウモリたちの天国だった模様。
蘇鉄岩(そてついわ)
蘇鉄の根本を思わせる形の蘇鉄岩。
大仏岩(だいぶついわ)
遠くから見たら大仏に見える大仏岩。
猿すべり(さるすべり)
猿でも滑ってしまいそうな猿すべり。
因みにときパパの近所には猿すべりの木が1本だけ生えている。
触ると本当につるつるで面白い。
石灰華の滝(せっかいかのたき)
炭酸カルシウムが沈殿して出来る石灰華。
岩の表面には美しい模様が出来ています。
巌窟王(がんくつおう)
ゴツゴツとした岩肌がなんとも言えない雰囲気を醸し出す巌窟王。
無実の罪で誰一人として生きて出た者はいない監獄に入れられた巌窟王。
そこからの不屈の魂を表すかのような作品。力強い。
クラゲの滝のぼり(くらげのたきのぼり)
これは見事。まるでクラゲが滝をのぼってるような光景。
龍の抜穴(りゅうのぬけあな)
地上からの雨水が削り取った穴で、まるで龍の通り道の様な穴。
今でも雨が降ると、行き良いよく雨水が流れ込んでくる場所。
五月雨御殿(さみだれごてん)
こちらも地上からの雨水が流れ落ちてくる場所。
写真左は、遊歩道に地下水が入らないようにと雨除けのシートが張られている。
マリア観音(まりあかんのん)
これもお見事。
遊歩道ラストをかざるマリア観音。
ここまでの長い道のりを祝福してくれているかのよう。
秋芳洞最終地点の黒谷口
入口の青天井からここまでおよそ20分。最終地点の黒谷口です。
案内によると、ここから戻る方法は3つ
- タクシー(約1000円)・バス(土日祝日のみ・330円)・カルストタクシー(一人300円)
- 来た道を引き返す(約20分)
- 外の山道を歩く(約30分)
因みにこの先には三億年のタイムトンネルという名のトンネルがあるので、引き返す場合も、もう少し先に行くことをおススメ。
三億年のタイムトンネル
三億年前の地球の様子から始まり、現代までの時の流れをトンネルの壁の絵で再現。
生命が誕生、そして恐竜が誕生して隕石により絶滅。さらには人が住むようになった地球の様子まで。
途中、マンモスのだまし絵があったので記念に撮影。
子供にとったらこのラストのトンネルが一番楽しいかもしれない。
ここまでは秋芳洞の紹介。往復で1時間近く堪能できるスケールの大きな鍾乳洞。自然の力って本当にすごい。
ということで、次のページからは景清洞を紹介するよ。冒険好きなお子様だったらこっちがおススメ。