まるで日本昔話。真冬の白川郷合掌造り集落に日本の故郷を感じる。

どうも、ときパパです。

世界遺産に登録。合掌造りで有名な岐阜県は白川郷に行ってきました。

日本の秘境で豪雪に耐えながら、大小100棟余りの合掌造りが立ち並ぶ姿はまるで日本昔話。

伝統の知恵と技に『結(ゆい)の心』。

心が洗われるキャンピングカーの旅になりました。

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飛騨白川郷とは

岐阜県は大野郡白川村荻町にある白川郷合掌造り集落。

今なお、暮らしている人がいる日本の秘境。

夏は涼しく過ごしやすい白川郷ですが、冬になると積雪が170センチ以上になることもある過酷な村。

日本有数の豪雪地帯で、昔は、冬季になると周辺との交流を遮断していた。

飛騨白川郷の結の心

『結』とは、相互扶助のこと。白川郷の冬は、一人では到底生き抜くことはできなかった過酷な環境。

雪に閉ざされた白川郷で生き抜くために、白川郷ならではの相互扶助の関係が築かれたそうな。

1年を通して助け合い生きていく。そんな心を子供にも感じてほしい。

飛騨白川郷への道中

冬の白川郷への道中は、当然あたり一面雪景色。

道路横に高く積まれた雪が、この地方の雪の量を物語っている。

当然スタットレスタイヤは必要。

高速道路を使えば、まだ比較的雪は少ないかもしれませんが、くれぐれもノーマルで訪れようなんて思わないこと。死ぬよ。

タイヤ交換はいざという時の為に、一度自分で行ってみることをおすすめ。

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道の駅白川郷 合掌ミュージアム

白川郷に行く前に、道の駅白川郷へ。

ここの目的は、

合掌ミュージアム。旧手塚家移築展示。

この展示室では、合掌造りがどのように作られるのか。

白川郷に住む人々が大切にしている『結の心』の大切さを教えてくれる。

子供にも、ある程度の知識を持って白川郷を見てほしいじゃない。

白川郷合掌造り最初の共同作業『石場カチ』

白川郷では、礎石を据えつけること『石場カチ』と言ったそうな。

合掌造りの軸部を載せる大切な基礎になる部分で、大勢で網を引き木で石場を打ち付けていたそうな。

実際、昭和30年頃まで行われていた作業で、共同作業。結の心。

白川郷合掌造り 葺き材カヤ(コガヤ)と結束材ネソ

白川郷に実際使われている葺き材と結束材の紹介コーナー。

葺き材には、カヤ(ゴガヤ)が、また結束材にはネソが使われている。

因みにコガヤはススキに比べ背丈が低く茎丈が細いので、詰まったカヤ屋根になり、80年葺きかえを必要としなかったそうな。

白川郷合掌造りのカヤ葺きの道具(ヤネテコ・ヌイバリ・カケヤ・ハサミ)

屋根にカヤ葺きする為の道具。

長男はヤネテコなる道具に興味深々。

白川郷合掌造り 縄での結束の仕方

合掌造りの屋根部分。合掌材と合掌梁の結束方法を学べるコーナー。

屋根を挟んだ反対側では

コガヤの葺き作業が行われている模様。

当然一人で出来る作業ではなく、白川郷に根付いている『結の心』で作られる。

白川郷合掌造り 映像

合掌ミュージアムでは、合掌造りが実際に出来上がるまでを映像で見ることもできる。

そこまで長い映像でもないので、一通り見てみることをおすすめ。

映像が一番わかりやすい。

飛騨白川郷であい橋

道の駅白川郷での勉強が終わったら、いよいよ白川郷合掌集落へ。

白川郷の合掌集落へ行くには、写真のであい橋を渡る必要があります。

この橋を渡れば、まるでそこは日本昔話。そんな不思議なタイムスリップを味合わせてくれる橋。

全長107メートルあり、開放的な絶景スポットです。

白川郷合掌集落

白川郷は、積雪170センチ以上にもなる豪雪地帯。

当日も、常に村のどこかで屋根の雪を落とす作業が行われていました。

白川郷合掌集落の放水銃

世界遺産の合掌集落。コガヤ等で作られた合掌造りにとって火事は天敵。

なので、いたるところに写真のような放水銃が整備されています。

因みに火を使うことが多くなる冬の前には、万が一の火災に備えて放水銃の一斉点検が行われる。

サイレンの合図とともに一斉に上がる水は、晩秋の風物詩。

白川郷合掌集落の和田家

国指定重要文化財の和田家。

大人300円、子供150円の入場料で中を見ることが出来る。

中には実際に使われていた食器類や

囲炉裏も設置。暖かい。

2階に上がれば

縄での結束を実際に見ることが出来る。

結束材のネソもしっかりと使われており、これら一つ一つが合掌造りを支えていると思うと少し不思議な感覚になる。

先人の知恵はすごい。

その他、蚕も展示。

白川郷合掌集落は、『ひぐらしのなく頃に』の雛見沢

実は、白川郷は『ひぐらしのなく頃に』の雛見沢のモデルになったとされる場所。

白川郷を少し上がったところにあるのは展望台には、ひぐらしの装飾。

因みにここには写真撮影スポットも用意されていて、晴れていれば絶景が広がるそうな。

ようこそ雛見沢へ。

まとめ

過酷な環境で生き抜くために建てられた合掌造りに結の心。

先人たちの偉大さを感じることが出来る日本有数の豪雪地帯、白川郷。

子連れ旅行にぜひ訪れてほしい。そんな場所でした。

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