どうも、ときパパです。
テントをたてるときに必要なペグ。
購入してきた時についてきたプラスティックペグだと心もとないし、地面によっては刺さらないなんて事も。
でも、いざ買い替えようと思っても、そこそこな値段のペグに躊躇したり。
それこそ色んな種類のペグを揃えると、それだけで結構大きな出費になっちゃいます。
今回はそんな中でも、安くておススメなペグをご紹介します。
キャンプ生活のお役にたてば幸いです。
ペグとは
ペグとは、テントを固定させるために地面に打ち込む杭のことです。
テントを建てる場所の地面によっておススメのペグがあります。
数種類のペグを用意して地質に合わせてその日使うペグを決めるという方法が一般的です。
まずは、ペグの種類をご紹介します。
ペグの素材と作り方の特徴
ペグの作り方と素材にはいろいろあります。
鍛造(たんぞう)ペグ・鋳造(ちゅうぞう)ペグ・スチールペグ・ステンレスペグ・チタン合金ペグ・アルミ合金ペグ・プラスティックペグ等です。
特徴をまとめると次のようになります。
1本あたりの値段 | おすすめ地質 | 特徴 | |
鍛造(たんぞう)ペグ | 約300~500円 | どんな地質でもOK | 金属を何度もたたいて作られている為強度は抜群です。重くて価格が高いですが、使える地質が多いです。耐久性も◎。 |
鋳造(ちゅうぞう)ペグ | 約100円~300円 | 芝生等の柔らかい地面 | 金属を型に流し込んで作られています。手間がかからない分鍛造ペグよりも安いです。 |
ステンレスペグ | 安い | ある程度硬くてもOK | 錆びにくくギラギラ光って少しだけおしゃれ。 |
スチールペグ | 安い | 芝生等の柔らかい地面 | 扱いやすく安いため、付属品としてついてくるペグです。 |
チタン合金ペグ | 高い | ある程度硬くてもOK | 鍛造ペグよりも軽くて、錆びにくいのが最大の特徴です。低価格化がすすんでますので、密かに人気です。 |
アルミ合金(ジュラミン)ペグ | 安い | 芝生等の柔らかい地面 | 芝生のキャンプ場ならこれでOK。軽い・安いのお手軽ペグです。固い地面だと曲がっちゃいます。 |
プラスティックペグ | 安い | 砂浜・芝生 | 扱いやすく安いため、付属品としてついてくるペグです。 |
細かく見ていきます。
鍛造(たんぞう)ペグ
鍛造ペグは、金属をなんどもたたいて作られています。
ですので強度が強いのが一番のメリット。
また、ハンマーではなくて、型を使って圧縮して製品を製造するようにして、値段は押さえる工夫はされています。
とはいえやはり値段が高く、重量もあるため持ち運びはしにくいです。
芝生から石がゴロゴロしているグランドでもしっかりペグを打つことが出来ます。
鋳造(ちゅうぞう)ペグ
鋳造とは、高温の金属を型に流し込んで行われる金属の加工方法です。
一度に大量生産も可能ですし、同じ型を何度も使用可能です。
鋳造によって製造された製品は、熱が加わっても変形しにくい特徴がありますが、キャンプ道具としては意味はありませんね。
鋳造ペグというのはあまり見たことがありません。
ステンレスペグ
ある程度の強度があり、錆びにくいペグです。
とはいえしっかりメンテナンスしないと錆びますが。
見た目がちょっとにぶく光りますので、おしゃれに見えます。
ステンレスの鍛造ペグだと錆びにくく強度もあります。
スチールペグ
テントの付属品としてついてくるスチールペグ。
比較的頑丈とはいえ、石などに打ち込むと簡単に曲がります。
値段が安いのである程度使い捨てと割り切ればおススメのペグです。
とはいえ、何回も買いなおすと鍛造ペグなんかも買えちゃう出費になってしまったり。
チタン合金ペグ
チタンを使ってますので、値段は高いです。
ですが、「軽い」「強い」「錆びない」三拍子そろってます。
また、金属アレルギーを起こしにくいのも特徴です。
鍛造ペグの弱点をカバーしてくれてますので手が届く人はこれが良いと思います。
アルミ合金(ジュラミン)ペグ
ジュラミン・超ジュラミン・超々ジュラミンとあり、超がつくほど強度が増していきます。
比較的硬くて安いペグですので、芝生などのキャンプサイトだと役に立ちます。
軽いですので持ち運びが便利で荷物になりにくいです。
腐食しやすいですので、長持ちはしにくいです。
プラスティックペグ
スチールペグ同様、付属品としてついてくるプラスティックペグ。
すぐに先っちょが曲がりますし強度はありません。
怪我の心配が少ない為、砂浜なんかでしようする時は重宝します。
が、これをわざわざ購入する必要はないかもしれません。
ペグの形
ペグは種類のほかに、形も色々種類があります。
形によっては、地面で回りにくかったり持ち運びがしやすかったり。
主な形としては、丸ペグ・V字ペグ・Y字ペグ・U字ペグです。
特徴をまとめると次のようになります。
持ち運びやすさ | 固定力 | 汚れの付きにくさ | おすすめグランド | |
丸ペグ | 〇 | △ | ◎ | 山岳登山など固い地面。 |
V字ペグ | ◎ | 〇 | △ | 芝生・砂地など柔らかい地面 |
Y字ペグ | × | ◎ | × | 芝生・砂地など柔らかい地面 |
U字ペグ | ◎ | × | 〇 | 芝生・砂地など柔らかい地面 |
丸ペグ
通常は、こちらの丸ペグを購入すれば間違いはありません。
打ち込みやすく初心者向けでもあります。
重ねて収納できないので、持ち運びしにくくはなりますが丸い形なのでそこまで気になる事はないと思います。
重たいテントやぬかるんだ地面などで固定力が必要な場合は他の形を選ぶことを考えましょう。
V字ペグ
その名の通り、断面がV字になっているのが特徴のペグです。
地面に接する面積が大きいので抜けにくくなります。
ただし、溝に土が残りやすいため、水洗いが必要です。
また、硬い地面は苦手ですので柔らかい地面で使用するようにしましょう。
Y字ペグ
その名の通り、断面がY字になっているのが特徴のペグです。
固定力は抜群です。過酷な環境でもテントが飛ばされる心配は激減します。
大きなファミリーテントなら、こちらを購入するのも一つの手です。
ですが、V字ペグよりもさらに溝に土が残りやすいため、手入れは大変です。
また、重ねれませんので持ち運びが出来ません。
U字ペグ
その名の通り、断面がU字になっているのが特徴のペグです。
重ねて運べますので持ち運びは便利です。
ですが、固定力は強くはありません。
砂地など柔らかい地面ではこちらがベストですが、それ以外であれば使用頻度は少ないかもしれません。
ペグの長さ
ペグは長ければ長いほど抜けにくく安全になります。
ただし、その分重量も増えますし値段も上がります。
ペグの用途に合わせて選ぶと良いです。
タープや大型テントなど風の影響を受けやすい場合は30~40センチ。
通常のテントであれば20センチ程度。
砂や雪など柔らかい場所であれば50センチ程度必要です。
おすすめペグ
地質に合わせいろんな種類をそろえるとなると相当の出費になってしまします。
なので、とりあえず買っといて間違いないものをいくつかご紹介。
まずは、村の鍛冶屋さんからで、鍛造(たんぞう)ペグのエリッゼステークという商品です。
同じ鍛造ペグでスノーピークのソリッドステークはこちらです。
この2つどちらかを買っておけば間違いない。そんなペグです。
ペグを安く手に入れる裏技
ペグにそんなお金を掛けたくない。
そんな方は、工事用のペグを買うことをおススメします。
なんとホームセンターに行けば、1本100円以下で買えちゃうんです。
実は、私はこちらの工事用ペグを使用しています。
「異形ロープ止めJ型」といわれるものです。
この写真のもの以外にもいろいろ売ってますので一度見てみる事をお勧めします。
手元側(地面の上に出る部分)の先が尖っていないものを購入するのが、怪我の心配がなくて良いと思いますよ。