バーデンかトイズボックスか。迷った時の決め手。

どうも、ときパパです。

トイファクトリーさんのキャンピングカーで人気のバーデンとトイズボックス540。

どっちを選ぶか迷っちゃう。

実際バーデンとトイズボックスって大まかな形は結構似ていますが、細かいところをみると違ってたり。

細かい要望は色々聞いてもらえますし、裏オプションなんかもありますのでさらに悩んでみたり。

私も最終最後まで悩んだので記事にしてみます。

バーデンかトイズボックス540。選ぶならどっち??

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トイファクトリーさんのキャンピングカーの特徴

宇宙航空研究開発機構、通称JAXAが開発した断熱技術を応用しています。

わずか1mmに満たない強力なセラミックの層が暑い・寒い・うるさい・臭い・汚いといった環境を改善してくるとのこと。

断熱とソーラーパネルとデザインが他のキャンピングカーのビルダーさんの一歩先を進んでおり、バンコンと言われるキャンピングカーのトップビルダーさんです。

いつかはバーデンなんて言葉もあるそうですね。

バンコンの購入を考えているのであれば、一度は車を見てみる事をおススメします。

バーデン(BADEN)

以下写真全て 参照:トイファクトリーさん

そんなトイファクトリーさんのフラッグシップとして君臨しているのがバーデンです。

2009年に登場して以来、グッドデザインショーやキャンピングカー専門誌『オートキャンパー』の2010年アワードで、ベスト1に輝いたり。

色んな賞をとってるシリーズです。

値段は540万(税抜き)からで、バンコンとしては高級路線をすすんでいます。

いつかはバーデンと言われる所以ですね。

トイズボックス540(TOY’S BOX540)

2004年にミニバン以上、キャンピングカー未満のキャッチコピーで登場したトイズボックス540。

後部のベッドや、ベッド下の大型のラゲッジスペース。

スライドドア付近にある冷蔵庫など家具の配置はバーデンとよく似ています。

値段は417万(税抜き)からで、バーデンより安めの価格設定です。

バーデンとトイズボックス540の違い

家具やベッドの配置はよく似ているバーデンとトイズボックス540。

けれど当然細かいところが違います。

  1. ベッドの大きさ
  2. 冷蔵庫
  3. シンク
  4. 上部収納
  5. リヤベッド下のラゲッジスペース
  6. エアロウィンドウ
  7. 出窓
  8. 標準装備

ベッドの大きさ

ベッドの配置はほぼ同じです。違うのがその大きさ。

リアに設置された常設ベッドと、セカンドシート・サードシートを展開して使うフロアベッド。

それぞれの大きさを表にすると次のようになります。

バーデン トイズボックス540
リア常設ベッド 幅153㎝×長さ180㎝ 幅160㎝×長さ182㎝ ※エアロウインドウで拡張後は幅182㎝×長さ180㎝
フロアベッド 幅120㎝×長さ190㎝ 幅152㎝×長さ192㎝ ※OPマット使用時長さ288㎝

バーデンのリア常設ベッドはエアロウィンドウで車内を拡張していますので、横向きに寝ます。

対してトイズボックス540のリアベッドは縦向きに寝ます。

ちなみにバーデンと同様エアロウィンドウで車内を拡張することも可能です。

費用は約25万円です。

その場合はL1,800×W1,820mmとかなり大きなベッドとなります。

次に通常のベッドサイズを表にまとめるとこのようになります。

ベッドサイズ 推奨されているマットレスサイズ 使い勝手
シングル 幅97㎝×長さ195㎝ 一人で横になった際、両側に15㎝ほどの余裕。寝相の良い人向けベッドサイズ
セミダブル 幅120㎝×長さ195㎝ 寝返りがうっても大丈夫な大きさ。1人用おすすめベッドサイズ
ダブル 幅140㎝×長さ195㎝ コンパクトな2人用サイズ。一人でゆっくりくつろげる最も大きなベッドサイズでもある。
クイーン 幅160㎝×長さ195㎝ 2人用おすすめベッドサイズ
キング 幅180㎝×長さ195㎝ 家族3人でゆったりと休めるサイズ。
ロング 幅97~180㎝×長さ207㎝ 高身長の方におすすめサイズ

バーデンとトイズボックス540の寝心地

バーデンとトイズボックス540のベッドサイズを一般のベッドサイズに置き換えると次のようになります。

バーデン トイズボックス540
リア常設ベッド クイーンサイズ(2人用) 長さは短め クイーンサイズ(2人用) エアロウインドウ拡張後はキングサイズ 長さは短め
フロアベッド セミダブルサイズ(1人用) クイーンサイズ(2人用)

普通ベッドの長さは195㎝あるのが常識。

これは、寝ている最中はつま先が出るから。

そうなんです。バーデンのリア常設ベッドは、いくらエアロウインドウで車内を拡張しているとはいえ180㎝。

さらにバーデンは横に寝るタイプですので、つま先が壁に当たる可能性があります。

トイズボックスの182㎝も短いですが、こちらは縦に寝るタイプですので壁に当たる事はありません。

身長が170㎝以上ある人は要注意です。しっかり横になって確かめましょう。

気になる人は熟睡できません。

そして、両タイプともに就寝店員5名となってますが一般ベッドサイズでいうと

バーデンは3名。トイズボックスは4名(エアロウインドウ拡張後は5名)の就寝店員と考えた方が良さそうです。

家族4人で使用する場合はトイズボックスのベッドの方が良い気がします。

冷蔵庫

お次は冷蔵庫です。

大きさはともに40Lで、設置場所はバーデン・トイズボックス共にスライドドア付近で変わりありません。

ただし、扉の開け方が違います。

バーデン冷蔵庫は上扉を開閉します。

トイズボックス540は家庭用冷蔵庫と同じく前扉を開閉します。

これは、トイズボックスのリアベッドの大きさが関係しています。

冷蔵庫の上までベッドがきますので上開きだと使い勝手が悪くなります。

冷気は下に溜まりますのでバーデン冷蔵庫の方がエコではあります。

ただし、トイズボックスの冷蔵庫の方が整理はしやすいはずです。

一長一短ですね。

因みにトイズボックスの冷蔵庫はオプションで約10万円費用がかかります。

シンク

シンクの位置はバーデンとトイズボックス540は大きく違います。

バーデンのシンクはスライドドア付近にあります。冷蔵庫の真横ですね。

オプションで丸型シンクに変更すれば、車外に蛇口を引っ張り出せるようになりますが、常時シャワーヘッドが出たままになります。

対して、トイズボックス540のシンクはリアベッドの下に隠れています。

またシャワーヘッドが付いており、リア扉を開ければ車外で汚れを落とすの為に使う事が可能です。

キャンピングカーでシンクを使うかどうかは考え物。

ポリタンクに水を入れて使用しますが、飲み水としてはちょっと抵抗があります。

排水を出すと匂いなども気になるかもしれません。

案外使わないって人の方が多いんじゃないですかね。

トイズボックス540のシンクの位置の方が良い気がします。

上部収納

上部収納はバーデンは右側に4か所。左側に大きめのものが1か所あります。

対してトイズボックス540は右側に2か所のみ。

さらにこちらはオプションで約8万円かかります。

細々したものを収納するのに便利な上部収納棚。

頭をぶつけてしまうなんて欠点もあるみたいですが、数は多い方が良さそうです。

バーデンの方が良い気がします。

リヤベッド下のラゲッジスペース

リヤのベッド下のスペースは、バーデン・トイズボックス540共にかなり大きいサイズです。

ちなみにバーデンの左側スペースには

洗濯かごのようなものが4つあります。

逆にトイズボックスはここにシンクやらシャワーやらが装備されてますので、小さめの荷物入れが付いています。

一応トイズボックス540はバーデンよりも広いらしく自転車なんかも載せれます。

旅くるましてはバーデンの方が良いかもしれません。

逆に大きめの荷物を載せる場合はトイズボックス540が良いかもしれません。

エアロウィンドウ

エアロウィンドウとは、トイファクトリーさんの代名詞の断熱性を高める為の2重ウィンドウの事です。

マルチシェード・網戸・開放。これらが簡単に出来るので本当に便利。

バーデンの場合は右側が標準装備されています。

スライドドア面とリヤゲート面を全てエアロウィンドウにしてやると、FFヒーターとサブバッテリーとのセットで57万円程度かかります。

トイズボックス540の場合は右側もオプションですのでフルエアロウィンドウ化は、FFヒーターとサブバッテリーとのセットで75万円程度かかります。

マルチシェードで代用も可能ですのでこれはしっかり考えたいところ。

後付けすると技術料が跳ね上がりますので、実質新車購入時の特典です。

出窓

バーデンとトイズボックスの見た目の違い。それが右側にある出窓です。

バーデンにはさらにこういった何気にかなり便利な出窓や収納スペースが備わっています。

これはトイズボックス540の右側をエアロウィンドウに変更しただけでは付いてきません。

裏メニューで9万円程度払えば同じような出窓を付けてくれます。

テレビの置き場所や小物の置き場所としても重宝しそうな出窓。

バーデンの人気に一役買ってそうな気もします。

標準装備

バーデンでは標準装備だけど、トイズボックス540ではオプションの装備品。

おおよそまとめると、次のようになります。

トイズボックス540のオプション品 値段
右側エアロウィンドウ 約25万円
出窓 約9万円
サードシート 約18万円
上部収納 約8万円
遮光カーテン 約7万円
冷蔵庫 約10万円
走行充電サブバッテリー・オールインフォメーションボード 約17万円
外部充電システム+100Vコンセント 約10万円

これらをトイズボックスにつけると約100万円プラスされます。

バーデンとの価格差がほぼなくなってきますね。

バーデンかトイズボックス540か結論

バーデンを選ぶか、トイズボックス540を選ぶか。

かっこよさではバーデンですが、トイズボックスも同じ値段を払えばバーデン風に変更が可能です。

となると

  1. ベッドの大きさ
  2. シンクの位置
  3. 上部収納

この3点あたりが決め手となりそうです。

その中でもベッドの大きさは重要ポイントです。

人生の3分の1を占めてる睡眠。ここが担保されないキャンピングカーだと後悔するかも。

おすすめは、トイズボックス540。

バーデンのかっこよさに惹かれてるのであれば、トイズボックス540をバーデン風に改造でどうですか?

総額は20~30万程度安くなるはずです。

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